禁止の解き方

■ 禁止の解き方

本当はやさしくしたいのに・・・
本当は素直になりたいのに・・・
本当にこんなことヤメたいのに・・・

たとえばダイエットで甘いもの断ちをしているときほど、目はケーキを追いかけます。そして和菓子ならいいよね、フルーツならいいよねって、いろいろ言い訳を考えます。

皮肉にも肯定しているモノ(甘くないもの)ではなく、キツく否定しているモノ(甘いもの)に全意識が集中してしまっているからですね。同様に・・・

優しくできないなら「やさしくない私」
素直になれないなら「素直でない私」
何かがやめられないなら「その何かをしている私」

が「私」の意識を向けているモノです。
残念ながら「やさしい私」でも、「素直な私」でも、「ソレをしない私」でもないんですね。

ほら、後ろ向きでも前進できないことはないけれど、対象物に向かって前向きのときほどサッサと歩けないし、真っ直ぐにも進まないでしょ?

ソレといっしょで、ココロに禁止や否定があると決意とは裏腹にカラダが動きます。そのときに感じるじれったさが不快を呼び、私を不快にさせるモノが憎く見えてきます。ソレが「許せない」という感情です。

そうしてその気持ちは目の届く範囲でソレをしている「他者」にも及び、不当に攻撃したりムシしたりが始まります。お気づきの通り、八つ当たりです。

従ってそんなときは「そんな私でもいい」と受け入れてあげましょう。
だって、色んな「私」や感情があるということは、とっても豊かなことだから。

そうしたら、きっともっとラクに幸せに生きられるようになるハズです。

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