最高の他者イメージのつくり方

■ 最高の他者イメージのつくり方

こう見られたい!
こう思われたい!
こう認められたい!

誰にでもある「私ってこんな人!」。
大概ソレは自分だけが認める「自分のイメージ(セルフイメージ)」です。

ソレに対し他者が認める「自分のイメージ(他者イメージ)」は少々違うコトしばしば。わかりやすいのはその「セルフイメージ」に対する否定的なイメージ。

なんですが中にはせっかく他者が認めているのに、他でもない自分が認めていない、なんなら気づいていない「自分のイメージ(他者イメージ)」というモノがあります。

ソレを心理学では心理的盲点(スコトーマ)と言います。
自分が認めていない「自分のイメージ」ですからね。社交辞令やお世辞のように受けとって、そんな「自分」などいない!と否定してしまうのが人情。

そうして自分が世間に認めさせたい「自分のイメージ」こそが「本当の自分」と「思い違い」して猛烈にアピールすれど、結果は体験が示す通りです。だってそんな「自分」など自身の頭の中にしか存在し得ませんから。

そのことから他者が認めている「自分のイメージ(他者イメージ)」とは、当人の意識・無意識問わず「日常的に発揮している平均的な自分」のイメージ(心象)に他なりません。

平均ですからね。
たった一度でも「最高得点をたたき出した瞬間の自分」から「上手く実力が発揮デキなかった瞬間の自分」までが対象です。ソレを他者との比較から計ろうとすると、自分でも他者でも適切なイメージ評価を見誤る素となります。

気持ちはわからなくはないんですけどね。
しかしデキる/デキない!って、他者よりデキる/デキない!ってことではないでしょ?厳しい話、及第点には至らないが他者よりデキる(マシだ)からデキる!にしたって意味はありませんから。

「最高得点の瞬間値」での比較もそう。
日常的に発揮していないのならば、ポテンシャル(デキる可能性が高い/低い)に過ぎないんです。

その意味で「本当の自分のイメージ」をより「実像(現実の自分)」に近づけるには、客観的な「自分のイメージ(他者イメージ)」を大いに活用するといいでしょう。

もっともどうしても自分がイヤだ!と感じる「自分」になる必要もなく、自分の認めてもらいたい面を日常的に発揮して周知させても構いません。

つまり「実像(現実の自分)」を「セルフイメージ(自分が思い描く本当の自分)」に沿って変えていくコトで、「他者の目に映る自分」をも変えてしまうんですね。

どんなに不本意でも「他者の目に映る平均的な自分」が現実である以上、その通りの人物として認識されますからね。口だけ、思うだけではなく、みんなに「認めてもらいたい自分」を日ごろから行動で示すようにしましょう。

そうしたら、きっともっとラクに幸せに生きられるようになるハズです。

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